学科長あいさつ 張 兵

このたび、国際コミュニケーション学科長を拝命しました。来日するまで、中国の大学、大学院で歴史を学び、10年近く中国史の教員を担当していました。日本では、日本語学校で日本語を学んだ後、大学院で経済学を勉強し、以降、歴史と経済の教育研究に携わってきています。外国人で日本語にもそれほど自信のない私は、幅広い科目や教員構成を持つ国際コミュニケーション学科長に任せてくれることには、学科・学部の国際化が着実に進んでいると実感すると同時に、その任務の重さに身の引き締まる思いがいたします。

国際コミュニケーション学科は名実ともに豊かな国際感覚とコミュニケーション力を備えた「行動する国際人」の育成をおこなう学科です。そのため、国際社会・世界の諸地域・日本の文化や社会、歴史などについて理解を深めるとともに、英語、中国語を中心とした語学教育によって外国語の運用能力を高めます。さらに、「国際人」として活躍できるために必要な情報を収集し発信できる情報機器の操作・運用にも熟練するなど、多面的総合的にコミュニケーション能力を高める教育をおこないます。分野は「国際関係」、「地域理解・地域文化」、「言語・コミュニケーション」という三分野からなり、世界各国と地域社会をつなぎ、さまざまな場で国際的に活躍できる人材の育成に力を入れています。NGO、金融、商社、旅行会社、サービス、教育、広告、マスコミ、公務員、公益法人など、幅広い分野に卒業生を送り出しています。海外の大学の日本語教員になる卒業生や大学院に進学した卒業生もいます。

学科生定員40名に対し専任教員15人という恵まれた教育体制によって、1年生から4年生まで少人数のゼミナール形式によるきめ細かい少人数教育が徹底的に行われるのが特徴と言えます。先生と学生が身近に語りあい、先生と学生、学生相互のコミュニケーションが非常に活発な学科です。私自身もゼミ生と研究室で一緒に料理を作って食べたり、お茶を飲みながら喋ったりすることを日常的にしています。

外国語や国際コミュニケーション力を効果的に身に付ける機会として、学生交換交流協定を締結している三育大学(韓国)、北京聯合大学(中国)、ナコンラチャシーマー・ラチャパット大学(タイ)、学生派遣協定を締結しているイースト・アングリア大学(英国)、キール大学(英国)、モントレー国際大学(米国)などに中・長期(6ケ月~1年間)留学できるほか、韓国、中国、英米に1~2週間滞在して海外経験をする選択科目の「国際理解演習」や、英国のヨーク大学、中国の北京大学対外漢語教育学院において3~4週間、集中的に語学を学ぶ「外国語現地演習」履修による短期留学もできます。その他、カナダやオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどの語学専門学校に半年から一年間、留学する学生もいます。

学内にいながら、在学中の外国人留学生と交流することや、地域の国際イベントに参加すること、国際関係の団体などでボランティアをすること、日本語学校の外国人学生と交流すること、日本語を母語としない子どもたちに日本語や教科学習のサポートを行う課外活動をすることなど、さまざまな形で国際コミュニケーションを実践することができます。外国人観光客誘致及び外国人住民のための活動や地域資源の発掘及び地域振興のための活動など、地域貢献につなぐフィールドワークと活動もさまざまに行われています。学科での学習を通じて、中学校教諭一種免許状(英語、国語)、高等学校教諭一種免許証(英語、国語)、日本語教員養成課程修了証などの資格・免許を取得することができます。

世界に羽ばたく「行動する国際人」を育成する理念と環境を国際コミュニケーション学科はつねに持っています。企業をはじめさまざまな場で国際的に活躍したい人、世界の人々とコミュニケーションできる力を身に付けたい人、外国人に日本語を教えてみたい人、ぜひ国際コミュニケーション学科で学び、夢の実現を目指していきましょう。

国際コミュニケーション学科長 張 兵

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