安達研究室

安達 義通 准教授

専門分野

地域振興

1.先生方の研究内容について

私は、地域振興、地域活性化に関する学際的な研究を行っています。英国に留学していたのですが、そこでは英国の中心市街地をフィールドに、住民参加型まちづくりを経営学の組織論の観点から研究を行いました。現在は、地域の問題をビジネスのノウハウを使って解決するコミュニティビジネスという考え方に関心を持っており、英国と日本(特に山梨県)を中心に事例調査などを行っています。
今後は、甲府市の中心市街地の活性化について学生と調査を進めたいと思っております。

2.担当教科やゼミ活動について

ゼミの形式

私のゼミは、「地域振興」「まちづくり」に関する調査研究を行うことを目的としています。現地調査、文献調査の双方の手法を用いますが、特に、現地に行って、目で見て、直接、現場を感じることによって、学生にまちづくりの実際を理解してもらえるよう心掛けています。山梨県内はもとより、県外、海外も調査対象地域としています。ゼミの標準サイズは5人とし、1人1人に丁寧にアドバイスできるよう心掛けています。

卒業研究のテーマ

卒業研究のテーマは、地域振興、まちづくりに関連するものあれば、どんなものでもよく、学生に自由に選んでもらっています。まちづくりは、政治、経済、社会、文化といろいろな側面から研究することができるため、自分の関心と結び付けやすい分野だと思います。これまで、ゼミ生が行った主な卒業研究のテーマは以下の通りです。内容は多岐にわたっていることがよくわかると思います。

  • 塾形式のひとづくり事業は地域活性化に有効か
  • 地域ブランド戦略は地域振興に有効か
  • 甲府市のユニバーサルデザイン政策はどうするべきか
  • 吉祥寺はなぜ理想的な街と評価されるのか ~コンパクトシティ論を手がかりに~
  • 山梨県における地域産業資源活用事業とその課題
  • 演劇はまちおこしのツールとなりうるのか ―松本市を事例に考える―
  • アートマネジメントによる地域文化芸術振興
  • 観光客に「行きたい」と思わせる観光PR戦略 ―観光心理学を手掛かりにして―

ゼミで行った主な活動

これまでの取材内容としては、山梨県内では「甲州ワインの海外進出」「FM甲府と防災」「甲府中心市街地の現状と課題」「甲府とりもつ煮(みなさまの縁をとりもつ隊)によるまちおこし」「甲府市の宝石産業に現状と課題」などが挙げられます。

2年次では、1年間をかけて地域振興に関するゼミ(機関)誌「VISION」を制作します。各自が取材先を見つけ、ゼミ生全員で現地におもむき、視察やヒアリング調査をし、文章を推敲したうえで記事化し、レイアウトなども工夫することによって、他の人に読んでもらえるようなクオリティのものにまで仕上げることを目標としています。このような過程を経ることにより、地域振興、まちづくりの現場への理解を深めるだけでなく、アカデミックで必要な様々なスキル、特に、取材(ヒアリング)能力、文章力、論理的展開能力などを身につけてもらいます。

3年次、4年次では卒業研究に着手します。3年次では、自分で好きなテーマを決めて、ゼミで議論をしながら主題となるテーマを絞っていきます。次に、研究計画書を作り、それにしたがって基礎的な文献調査を行います。4年次では、3年次で行った調査をさらに充実させ、フィールド調査を実施することによって、4年間の集大成である卒業論文としてまとめていきます。

また、「VISION」制作の一環として、夏に取材旅行を行うのが慣例となっています。2011年度は「沖縄」へ行き、沖縄における地域振興の現状について調査してきました。取材内容は、「那覇国際通りの活性化」「サンゴの養殖への取り組み」「沖縄市のエイサーによるまちづくり」「紅いもタルトによる地域振興」「リゾートホテルによる地域振興」などです。2012年度及び2013年度は、「コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス」などをテーマに、英国ロンドンへの調査旅行を実施しました。英国のロンドンに滞在し、視察・ヒアリングを行いました。

3.受験生へのメッセージ

山梨県立大学が立地する山梨県は、起伏の富んだ地形で、中小都市、農村地域など、地域振興のフィールドには事欠きません。大都市の大学では簡単には行うことのできないフィールド調査を日帰りで行うこともできます。また、東京(新宿)まで1時間半と近く、東京で行われるイベントなどにも比較的気軽に参加することができ、時には都会からの刺激を受けることもできます。また、私のゼミでは、学生の希望があれば、海外調査もします。このように、山梨県立大学には様々なチャンスがあると言えます。

また、教員と学生の距離が近いため、その気になれば、教員から様々なものを吸収することができます。地元を元気にしたい、地域から日本を元気にしたいと考えている人を歓迎します。

山梨県立大学公式WEBサイト
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