石山研究室

石山 宏 教授

専門分野

会計学(財務会計)

ゼミの研究対象

本ゼミナールでは,会計学(accounting)を研究対象とします。会計とは何か。以下は,高名な会計史家の言葉です。

「文明は商業の親であり,会計は商業の子である。ゆえに,会計は文明の孫にあたる」。

つまり,会計を学ぶことは文明を学ぶことに通じるのです。
このように言うと,会計学を難しい学問のように感じてしまうかもしれませんが,けっしてそのようなことはありません。現代において商業を営む人々は例外なく簿記(bookkeeping)という技術を用います。実は,簿記こそが会計学の入口なのです。

したがって会計学は,実生活に役立つ学問といえます。このような学問のことを「実学」とよびます。会計学は,法学・工学・医学などと並び,現代社会において不可欠な実学の一つといえます。

なお,本ゼミナールでは,2年生までは簿記の学習を先行させ,その後,会計理論を研究します。その結果,これまで,簿記検定試験(全経)1級に全員が合格しています。

卒業研究のテーマ

企業会計は,財務会計と管理会計という2つの領域に大別されます。これは,会計情報の提供対象者による分類です。企業外部の人々に対する会計情報の提供を目的とした会計を財務会計といい,経営者に対する会計情報の提供を目的とした会計を管理会計といいます。

本ゼミナールでは,このうち財務会計(financial accounting)を研究領域とします。財務会計は,広い範囲の会計学の中核に位置するものであることから,狭義の会計学とも言われます。

企業外部の人々,すなわち株主や債権者に向けては,財務諸表が作成されます。この場合の財務諸表は,主として貸借対照表(balance sheet),損益計算書(profit and loss statement),キャッシュ・フロー計算書(cash flow statement)をさします。

したがって,財務会計の目的は,財務諸表により,株主や債権者の意思決定に役立つ会計情報として,企業の財政状態,経営成績,キャッシュ・フロー状況を明らかにすることにあるのです。その目的達成のための理論と制度を学ぶ場所が,本ゼミナールになります。

以下に,ある年度における卒業生(括弧内は卒業後の進路)の卒業論文タイトルを示します。

  • A.Kさん(大学院進学) 「減損会計の国際比較―認識・測定・戻入を中心として―」
  • W.Hさん(高等学校教員) 「包括利益に関する一考察―純利益との比較を中心として―」
  • A.Tさん(コンサルティング・ファーム) 「退職給付会計における一考察―わが国と諸外国における未認識項目の処理を中心として―」
  • M.Cさん(会計事務所) 「研究開発費の会計における一考察―米国会計基準・国際会計基準とわが国の会計基準との比較―」

ゼミで行った主な活動

本ゼミナールでは,財務会計に興味をもつ同志が集い,会計の勉強はもとより,各種イベントへの参加を通じ,親交を深めることに重きをおきます。

夏には,1週間程度の合宿を実施します。これらの時間を共に過ごすことで,在学中のみならず卒業後も永きにわたり親交を保ち,切磋琢磨し,お互いの存在を貴重な財産として,人生をより実りあるものにすることを目指します。

また,会計を題材としながら,ゼミにおける報告を通じプレゼンテーション能力を磨きます。さらに,新聞・雑誌の経済記事に目を通すことを習慣化し,社会科学を専攻する大学生としての幅広い教養を身につけます。会計学は経済学という大きな学問体系の一つであることを念頭におき,生きた会計学を学びます。

3年生

(写真 上:3年生 下:2年生)

2年生

本学科を考える受験生へ

人生は1回限りです。その大事な人生を,前向きに切り開きたいと考えている,そんな受験生を歓迎します。

「若さ」の特権は“失敗しても,やり直しができること”です。本学で積極的に活動に取り組み,掲げた目標に向かって果敢にチャレンジすることで自分をブラッシュ・アップし,卒業時には,“ This is my life ! ”と,胸を張って言えるような人間になることを期待します。

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