二宮研究室

二宮 浩輔 准教授

専門分野

環境経済・政策

ゼミの人数

  • 2年生―5人
  • 3年生―4人(うち2人は米国留学中)
  • 4年生―8人

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ゼミの形式

2年生のうちはまだゼミがどのようなものかということもはっきりと分からないと思うので文献を輪読したり、自分の関心のあることについて発表してもらっています。例えば今であれば夏休み中に東日本大震災の被災地へボランティアへ行ったりしたことなどについて発表をしてもらうことで自分の関心がどこに向いているのかということを自ら探ってもらうようにしています。3年生の前期と4年生の前期では、国際的な視点から世の中を見るということを目的にサミュエル・P・ハンチントンの著書である「文明の衝突」を読んでいます。私たちが暮らしていくフィールドは県内であったり関東圏であったり日本国内であるかもしれませんが、その延長線上には広い世界が広がっています。そこにはどんな力関係があり、どんなことが起きているか、また起きようとしているかをしっかりとつかむうえで学ぶことの多いこの文献や教材を選び、繰り返し読んで様々な議論の材料としています。
後期は、4年生は卒業研究が控えているので、それぞれの論文の細かい指導などが中心になります。3年生は夏休みに卒業論文の半分ほどのボリュームのレポートを書きます。その内容について順番に発表してもらって、自分が関心を持っている分野についての情報を集めたり、フィールドワークをしたりと、卒業研究への準備をしてもらいます。

ゼミで行った主な活動

ゼミの有志の学生が中心となって「発展途上国支援活動」を地域密着型で行っています。今年は9・11からちょうど10年ということで平和を考える会として開かれた「アフガニスタン料理とお話の会」を企画・実施しました。これは普段は現地で活動しているNGO、日本国際ボランティアセンター(JVC)の方と協力して、アフガニスタンの料理を作ってみんなで食べながらアフガンの現状を、地域の人たちと一緒に学ぶという活動です。前には「カンボジア料理とお話の会」を夏休み中に開催しました。いずれも、韮崎市の穴山地区の皆さんと協力して行った行事です。今年の学園祭ではカンボジア料理の出店と、カンボジア・アフガンの現状に関する展示をして、大学内外の人たちとも問題意識を共有したいと考えています。

卒業研究のテーマ

私のゼミでは今年の3月に卒業した学生が第1期生になりますが、その学生は気候変動をテーマにし、排出権取引がどのように機能すれば地球温暖化へ良い効果が及ぶのかといったことに興味を持って研究に取り組んでいました。今年の4年生で水資源についての研究を行っている学生は、日本の水資源をどう世界に売っていくかという水ビジネスについて論文を書いています。他には、「環境教育」、「介護サービスをどのように定着させるか」、「電子書籍の可能性」など学生の関心領域は多様ですが、基本的には国際的な枠組みで物事を考えるような研究が主になっています。私自身の専門分野が環境経済ということで環境に興味関心を持っている学生が比較的多く在籍していますが、国際・経済・環境というキーワードに関連していれば取り組むテーマは自由です。

本学科を考える受験生へ

山梨県立大学を進学先に考えている人は県内生や関東甲信地方周辺など山梨に比較的近い土地の出身の方が多いと思います。なので、どちらかと言うと生まれ育った町や、その周辺を大切にしようという意識が強い人が多いのではないかと思います。山梨やその周辺に残って勉強し、就職してずっと離れないと言う人もいるかもしれませんが、しかし自分の大切な故郷というのは、その延長線上で世界と繋がっていますので、ぜひ外に目を向けてもらいたいと思います。地元を元気にしたいとか地元の良さを近くに感じて生きていきたいという思いは、地方に若者が少なくなっているという現状を考えると、とても大切な考えだと思います。しかし、それならばなおさら世界を良く知って、世界の中の自分の故郷という視点でもの見られるような、そういう勉強を大学でしてもらいたいと思います。そのような広い視野を持っている人材こそ、地方を元気にするために必要な人材です。それにはアメリカやヨーロッパやアジアに留学したり、東京の大きな大学に進学するのも一つの手です。しかし、山梨県立大学にもそのような視点で学べる環境が整っています。国際的な視点で物事を考えたいという意識のある人は非常にいい勉強ができる大学だと思います。

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山梨県立大学公式WEBサイト
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